Mini Note Holders
先日、カルトナージュのチャリティー展示即売会に出品する機会があり、ノート付きミニノートホルダーをいくつか製作した。
下の二つはお薬手帳と同じA6サイズのノート用で、縦が16cmと手に馴染みの良いサイズ。
布はリバティのタナローンで、右側のBoadiceaはピンクがかった赤がとても美しく、クラシックな柄も素敵だ。
モチーフはロンドン周辺にある彫像や、マンチェスターのウィットワース美術館所蔵のテキスタイルを元にしている。
左側のGlencot Houseはリバティの中でも人気の高い柄で、色味によってはすぐ売り切れてしまう。
デザインは実際のGlencot Houseのスケッチからおこしたものだそうで、イギリスの南西部サマーセットにある後期ビクトリア朝様式の、広大な敷地に建つカントリーホテルだそう。
遥か以前、ロンドンに住んでいた身としては、こういう画像に出会うとイングリッシュカントリーの風景が思い起こされ、この場所には行ったことはないけれど懐かしさが蘇ってくる。
現在もホテルとして営業しているのだろうか?
見開きの右側にノートの裏表紙を差し込むポケット、左側下にはメモやカードを挟めるポケットを付けた。
工夫したポイントはペンホルダーの部分で、内側の素材にはペンを入れる時滑りが良く、且つ筒型がしっかりと形崩れしないものを使っている。
Glencot Houseの生地はミニカットで、一番良い絵柄が表側に来るように切り取ったため、残りはノートホルダーひとつ分の分量しかない。
その一つを今自分用に作っている。(^_^)
こちらの4種はひとまわり小さいB7サイズのノート用で、縦が14cmとバッグの中に入れておけばメモ書き用として便利な大きさと思う。
上の三つはリバティプリント、下のかわいい柄はUSAコットンの’30sのコレクションから。
リバティは左から Pebble、 Harry James Jungle、そして定かではないがThe Street(?)。
真ん中のHarry James Jungle は絶滅危惧種の生き物をモチーフにしているという。
内側は布柄の中の一色を取ったスキバルテックスを合わせて仕上げた。
スキバルテックスの面積が大きいので、その色を何にするかで作品の雰囲気がガラリと変わるのだが、今回のリバティプリントには濃い色のスキバルテックスが合うように思う。
付属のノートはちょっとおしゃれなデザインのものを、それぞれの色合いに合わせ色違いで用意した。
また、チャリティー目的の出品ということで、特にお気に入りの貴重な生地を使用している。
そうすることで製作過程でより気持ちも込めやすく、6個全部仕上げようというエネルギーも湧いてきた。
ありがたいことにすべて買って頂いたようで、ほんの少しでもチャリティーに貢献できたのは良かった。