Simple Joys

まだ見ぬ景色 その先の

Christmas Is Coming

12月に入りクリスマスが近づいてきたので、未完成のまましばらく置いておいた、額に入れて飾るクリスマスモチーフの作品を仕上げようと取り出してみた。

 

cartonnageの課題作品だった一つで、パッチワークパターン用の2種類の布とそれを乗せる土台を作る布、フレームはあらかじめ決められている。

 

各ピースの台紙をカットし布を貼りくるみ繋げる作業と、それを乗せる台紙の作成はもう終わっているので、後は中央にある小さな八角形の窓から見える部分のデザインを決めて仕上げ、全部組み合わせて正方形の白いフレームに入れれば完成である。

 

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この窓というか、八角形の枠内だけはオリジナルになる部分で、以前、製作し始めていたものはもう一つ心にしっくり来なくて仕上げるのをためらっていたのだ。

 

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そこで、材料もテーマも一新し、ストックしてあるハワイアンクリスマスのプリント生地の中の一枚を使って作成することにした。

 

不思議なことに今回のデザインは数時間で決まったのですぐ作業に取り掛かることができた。)^o^(

 

そして、出来上がりはこのように。

 

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2色の水玉模様のパッチワークパターンの部分をクリスマスリースに見立て、かつ中央の八角形の部分のフレームの役割もしている。

 

小さな作品だが、目先が変わって楽しめるデコレーションになった。

 

濃いグリーンの生地のゴールドの文字は目立たせたいのだが、そのすぐ下にある赤い模様は見せたくない、と言うことで、そこをうまくカバーできるデザインにする必要があった。

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ワイヤー入りの幅広の透けるリボンを立体的に形付け、中には金糸の雪のモチーフをのぞかせるように配し、赤い模様を目立たなくさせ、かつ装飾的に仕上げてみた。

 

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Mele Kalikimaka とは、ハワイの言葉でメリークリスマスなのだそう。

 

今回のように、手持ちの材料を駆使して作品を仕上げる時はデザインとしてはいろいろと制限が出てくる一方で、出番を見出せずにいた素材にスポットライトをあてることができるというメリットもある。 

 

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ひとつひとつの素材の個性を間違わず正しく理解して、より輝ける"出番" を提供してあげられるようになりたいものだ。

 

簡単にできることではないが、様々な素材と向き合って創作の経験を積むことによって培われていくのかと思う。